Document Object Model (DOM) は、HTML および XML ドキュメントのための API です。これはドキュメントの構造的な表現を提供し、内容や表示形態の変更を可能にします。簡単に言い換えるとhtmlの各要素、たとえば「p」とか「img」といった要素に直接アクセスする仕組みのことです。
このDOMを操作することによって、要素の値をダイレクトに操作できます。
ここではDOMを通して、「オブジェクト指向」という、対象をオブジェクト(要素ノード)、つまり「もの」のように捉えてプログラミングを行う手法を覚えましょう。
1、命令するオブジェクトを選ぶ
2、メソッド(命令)をかける
3、どのタイミングで命令を実行するか
1、命令するオブジェクトを選ぶ
DOMを使う際に覚えなければいけない事が、HTMLのツリー構造とNode(ノード)と呼ばれる単位です。
HTMLのツリー構造とは?

Node(ノード)とは?
ノードとは、DOMでアクセス・変更できるブロック単位です。
HTMLタグ全てがノードで作られています。
DOMで扱うノードの種類は3種類です。
エレメントノード(HTMLタグ)
属性ノード(src や alt)
テキストノード(タグで囲まれたテキスト)
ノードの指定方法には色々ありますが、
要素のId名で指定する「document.getElementById」
要素のclass名で指定する「document.getElementsByClassName」(※IE8以下では利用できません)
指定した要素全てに命令する「document.getElementsByTagName」
2、メソッド(命令)をかける
メソッドはドットシンタックス(ドットでつなぐ文法)で記述します。
innerHTM(取得した要素の内容を変更)
style.backgroundColor(取得した要素のスタイルを変更)
image.src (取得した要素の属性を変更)
などがあります。
3、どのタイミングで命令を実行するか
window.onload(ファイルが読み込まれたタイミング)
onclick(ボタンを押したら)
記述例
<body> <div id="box">This is box</div> <script> window.onload = function() { // id名が'box'の要素を取得する var box = document.getElementById('box'); // 取得した要素の背景色を黄緑色にする box.style.backgroundColor = 'yellowgreen'; }; </script> </body>
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